九州・沖縄旅行記 2. ベイスターズの宜野湾紅白戦

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2日目、沖縄初の朝。広がる青空に透き通った海!

とはならず。日本全体を襲った寒波の影響はここ沖縄にも来ており、天気はドン曇りで沖縄なのにコートが必要な寒さに。

ホテルでは沖縄そば、チャンプルーから変わり種は麸フレンチトーストなどバイキングで沖縄料理スターターキットを頂き、朝8時過ぎには宜野湾へと出発した。

宜野湾には9時少し前に到着。

ホテルロビーには「球春到来」

球場の駐車場に歓迎の看板が立っていたことを始めとし、公園一帯がベイスターズムードとなっていた。宜野湾市の住民にとっては恒例行事なのだろう。

昨年日本一に輝いたことも付け加えた花壇もあった。
グッズを漁ったのち、宜野湾球場1のスタンドへと向かった。

以下、「ボールインプレイ中の写真」は規約に基づき掲載しない2。どうやらキャンプは対象外という話もあるし、そもそも当ブログは一切の広告を掲載せず自宅サーバーにて運営しており、完全に非営利であることを改めてここに宣言するが、念のため回避する。

ポップフライ想定で打球を打ち上げる相川コーチ

午前中はノックを受ける守備練習がメインで、各選手の動きを見ることができた。特にキャンプは試合と違い鳴り物がないので、選手同士の会話、声出しを聴くことができて面白い。ミスがあってもドンマイドンマイと声掛けをしていたり、選手同士でアドバイスをしあっている様が、普段の公式戦とは違い間近に味わえる。また、掲載写真のポップフライはどうやら狙って打つのが大変らしく、たまに外野に飛んでいってしまう場面も見られた。

以下、いくつか守備練習の写真を掲載する。

正直なところ、プレイヤーとして野球をやったことはなかったので、分からないことも多数あるが、普段は見られない光景を沖縄で見るという経験が貴重だった。

午前の練習を終え選手自らがトンボかけ。こういう光景もあまり見ない。
セリーグ全球団の球場を再現したというブルペン。

さて、写真の中に影が出ているものとそうでないものがあることからも分かるように、この日の宜野湾はかなり天候が情緒不安定であった。晴れて暖かくなったかと思えば2分後には雲が出ていきなり寒くなり。かと思えば突然雨が降り1分で止んで。そのような天候の繰り返しで、観客側の体力もかなり消耗された。

午後は紅白戦。4回表の表示だが、これが試合前の表示。6回だけ実施するので、いきなり4回という設定になっていたのだ。打撃メンバーは画像の通りだが、よく見ると白組にライトがいない。これはどうしていたかというと、紅組の選手で打順が回らなそうな選手が守備に入っていた。

守備手伝いに向かう桑原選手。後方の梶原選手とユニフォームが異なることに注目。

また紅組はビジターユニフォーム、白組はホームユニフォームで戦っていた。前半はピッチャー陣が抑える展開が続いたが、途中からは打者のヒットも出る展開に。特に、復帰したての山本祐大選手がいきなり柵越え本塁打を打ったことは、今期に期待を持たせる結果となった。

ベンチに戻りハイタッチをする山本選手(インプレイではないはず)

ほかには、阪神タイガースを戦力外となった岩田投手が、左打者の三森選手3・度会選手から連続で三振を奪った場面が印象的だった。一方で森唯人選手は失点が多く、まだ仕上がっていないのかと感じた。

写真のように、座席もほとんど埋まり大盛況の紅白戦であった。

最終的にはこのような結果となり、白組の勝利となった。
通常の試合と異なり、後攻チームがリードしているのにもかかわらず最終回の裏を実施している点も特徴的であろう。

ところで紅組にエラーが一つある。このエラーは5回裏にお見合いと、その後焦ったか悪送球が重なり、本年初のベイス☆ボールとなったものである。キャンプ内の紅白戦であるので、まだまだこれからという場面。一層の奮起を促したいところだ。

紅白戦後はサインに並ぼうと思ったのだが、悪天候(笑)によってサイン会は中止。そこで中日ドラゴンズの練習が行われている北谷へと転戦した。DeNAのキャンプについて言いたいことはたくさんあるがこれは翌日の記事に譲ることとする。

北谷では全体練習はすでに終了しており、野球教室が行われていた。
その他にはブルペンや屋内練習場で練習している選手が数名いる程度であった。

ブルペンで練習中の選手
北谷から望む宜野湾
ドアラの旗だけ傾いていてシュール

様々回ったものの、現役ドラフトで移籍した伊藤茉央選手のサインのみをゲットすることができた。その他には海沿いを散策するなどした。これは全ての球団に共通することだが、屋内練習場はネットがあるために練習見学が難しいことが多い。何をしているのかが、辛うじて分かるか分からないか、という程度である。とにかくもこの日は気温が低かったことが印象的であった。

練習が撤収になることを見極め、我々も引き上げ。近隣のアメリカンビレッジにて、JUMBO STEAK HAN’Sでテンダーロイン&ハンバーグを頂き、夕食とした。
このアメリカンビレッジに着いたのが18時過ぎであったが、空がまだ明るかったのが印象的であった。関東よりもはるか南西にある沖縄は、同一の標準時を採用していることを考えるとこの時期の日没は遅くなる、ということは理屈の上では当たり前である。だが、今回それを実感できて、明るい気持ちになれた。筆者の元気度合は日照時間の長さに比例するので、大変に助かった。反面日の出が午前7時を過ぎるので、その点でなかなか寝覚めが悪い日々が続くことになった。

ここで突然虹の顔つきになる。こちらのサメのオブジェは、えいがさきの劇中、キャラクターたちが「街に出る」と言ってアメリカンビレッジに向かったシーンで登場し、中須かすみやエマ・ヴェルデが記念撮影をした場所である。

ところで、宿泊地たる瀬底島からここまでは車で1時間以上かかるのだが、あの世界の沖縄本島は実物の1/3ぐらいなのだろうか。あるいは、那覇から名護が複々線の鉄道で結ばれていて、15分に1回ぐらい新快速が来るのだろうか45。この疑問は今後も定期的に出てくることとなる。

話を戻して、こちらがHAN’Sのステーキ。アメリカ文化の色が濃い沖縄だからこそ、ステーキも美味しいのだ。脂身の少なくスッキリした味わいが大変良かった…はずなのだが、これでも胃がもたれるほどには筆者は老化してしまったのだ。切ない。とはいえ、昼の寒さでやられた体力を回復するには丁度よかった。また、味付けが基本塩に絞られていたのも印象的であり、これは後述のステーキハウス88と対照的であると思った。この塩もミネラル分が多く、単にしょっぱいだけでなく、旨味を引き出すのに一役買っていたと言える。

この日はそのまま宿に戻り就寝とした。宿近くのコンビニで泡盛を買ったのだが飲みきれず寝落ち。結局この泡盛は関東まで持って帰ってくることと相成った。

  1. 正式名称を「ユニオンですからスタジアム宜野湾」というが、長い。 ↩︎
  2. https://www.baystars.co.jp/news/2024/09/0920_01.php ↩︎
  3. ホークスよりトレード移籍 ↩︎
  4. 京都から三宮が70kmぐらいで、那覇から名護より少し長い。それでも新快速で50分程度。 ↩︎
  5. 那覇から名護を1時間以内で結ぶことを目標とした、沖縄鉄軌道構想は実在する。 ↩︎

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