最終日のこの日は、宿「オン・ザ・ビーチ・ルー」を素泊まりでチェックアウト。まずは作中の重要な舞台たるヒルトン瀬底リゾートにて朝食を摂った。


この日は平日ということもあり、午前8時ころに到着しても余裕をもって着席することができた。4000円/人といういいお値段のするビュッフェであったが、筆者的には、これは庭の入場料も込みと解釈している。


こちらも沖縄料理を売りにしたビュッフェであったので、チャンプルー、タコライスに沖縄そばをいただく。そしてホテルのビュッフェといえば目の前で作られる質の高いオムレツと私は勝手に思っているので、ゴーヤオムレツもいただいた。
味はめちゃくちゃうまい、というわけではない1が、バリエーションの多さがポイントであったといえよう。

作中ではランジュ・かすみが山盛りの肉を持ってきており、筆者もまねをしようと思ったがこれが限界であった。胃の老化をつくづく感じた。
また作中でキャラが座っていたボックス席は、ベビーチェアがあることからも家族連れが優先であることがわかった。席は自由に選べるものではなく、スタッフに誘導されるスタイルとなっている。
朝食後は庭園および瀬底ビーチを散策した。屋内プールについては利用者がいたため写真を撮ることはできなかったが、それ以外については概ね回収し雰囲気を味わうことができた。

かすみが飛び込んだ(?)プール。本来反対側のアングルだが、訪れた際は工事を実施しており入ることができなかった。水が抜かれた状態で飛び込んだら事故だよな…

こちらは水面上の特設ステージの場所。強度設計も考えると、よく1日で建設したよな、と思った。

首里城を模したPHONEIXのステージはこちら。こっちだったら、まあなんとか背景の構造物を造ることはできそう…?

なんかそんなピッチャーいなかった?横浜に。

庭の散策後はビーチに降りた。こちらの階段は夜のシーンで出てきた場所。

ビーチはリゾート地らしく、白い砂浜で覆われていた。折しも、たまたま鹿児島への定期フェリーが本部港を出港していく場面と遭遇することができた。1日1回(運航会社までこだわれば2日に1回)の貴重な場面である。

こちらはディレクターズカットの洞窟。後ろが空いているかと思ったらどん詰まりの洞窟でしたね。
砂浜には同業者も多く、この洞窟内にもカメラを構えた人がいたほか、いつかのライブのアロハシャツ(果林仕様)を着ている同業者も見かけた。インターネットを漁ると、このヒルトンに泊まった同業者も多かったようだが、お金があってうらやましいと思った。
ところ変わって2階・ロビーの前の展望ベンチ。

こちらは何回か作中に登場した場所である。「こういうところで、ただひたすらにゆっくりする日が欲しいよねえ」とは同行者の弁。株式トレードとかするのに似合いそうなベンチだな、と思った。
瀬底ビーチを散策した後は、徐々に南下しながら要所を抑えていった。まずは名護市・ブセナ海中公園。

このブセナ地区もリゾートとして開発されていて、グラス底ボート2が名物である。彼方ちゃんのコラボステッカーを回収しつつ、こちらに乗船した。

5分ほど船が走り、乗務員曰く水深8mのところに来ると、魚群をしっかりと観察することができた。乗務員がエサ撒きを実演すると、その方に魚群が即座に寄っていった。きっと魚群も学習しているのだろう。
スタッフさん曰く「沖縄の海が一番透き通っているのは3月から4月」、また「今日は風が少なく、穏やかなほう」とのこと。確かに無風であった。

海中の谷もここまではっきり観測することができた。

また帰還する途中には、かなりギリギリの浅さの海底まで攻めて運航し、珊瑚を間近に眺めることができた。

引き続いて海中展望塔へ。こちらもDaydream MermaidのMVで一瞬出てきた場所であり、千葉の勝浦にも似たようなものがある。

展望塔の内部はかなり狭く、人がすれ違うのがやっとのレベル。

中にはライブ配信用のカメラも設置されていた。

これまで訪れたクローズドな水族館と違い、魚が一定コースを周回することなく自由に泳ぎ回っているのは、こういった海中公園ならではの景色だと思う。反面、設置場所が固定なので魚のバリエーションは限られるように思われた。
帰路は時刻を合わせ周回バスにて、楽して駐車場へ。

時速10キロぐらいのまったりした走行だった。
続いてはさらに南下し、恩納村の万座毛へ。こちらも有名な観光地である。作中では他校のスクールアイドルがライブをしていた。




その詳細は解説サイトに委ねるとするが、有名景勝地であり多数の観光客でにぎわっていた。こちらも曇りでなければさらに美しかったことだろう。また手前の建物からして、観光地化を徹底している印象を与えた。

とはいえこちらは天然の景勝地である以上のものはなく、同行者をして曰く「観光地でなければ来なかった」とのことだった。
引き続いてさらに南下し、昼食は「ステーキハウス88 恩納店」で。こちらはランジュが「スクールアイドルお肉対決」をしていたお店で、店もかなりノリノリでコラボ企画を行っている。

ステーキハウス88自体は沖縄でも非常に有名なレストランである。今回はコラボメニューの半ポンドステーキをいただいた3。

それがこちら。無問題ラ!半ポンドステーキである。このアクリルピックとクリアファイルがつくこととなっている。が、当日はクリアファイルのみ欠品しており、後日郵送対応となった。ステーキ屋で住所氏名を渡すことになるとは思わなかった。
とここで疑問なのだが、どのコラボメニューを選んでもアクリルピックとクリアファイルは必ずセットで配布される。ということは、普通、同数発注するのではないだろうか?ゆえに、クリアファイルのみが欠品となる事象は発生し得ないのではないだろうか?と気になってしまった。
なおコラボベースボールシャツは売り切れであった。まあ衣類は増やしても仕方ないですからね。数日前にかりゆしシャツ買ってた人が何言ってんのって感じではあるが。
肝心のお味の方だが。まずこの日は朝のビュッフェでたらふく食べたこと、そして車での移動ばっかりでカロリーを消費する機会がなかったことから、シンプルに量が多いなと思ってしまった4。2日目に食べたHAN’Sとは逆に、88はソースなどの調味料が充実しており味変を楽しむことができたことに助けられた感じはあるが、やはり肉、それも焦げ目のあるステーキは圧が強い。美味しいんだよ。美味しいんだけどもちろん!!ね!!!!公式は「脂身の少ないアメリカ式」と言っていたのだが、あまりそんな気はしなかった。
ステーキを食した後はさらに南下し、北谷のブルーシールへ。

ここも一瞬出たね。

ドライブの休憩と、デザートを兼ねて小休止をしつつ、飛行機までの戦略を練った。わずかな検討の結果、近隣のアメリカンビレッジにてお土産タイムとした後、瀬長島5ウミカジテラスを最後の訪問地とすることにした。今回は旅程をかなりFixして同行者に提示したのだが、そうではないほうが助かったのかもしれない、という意見をもらい、今後旅行幹事をするときの参考になった。
ということで、アメリカンビレッジに移動。各種聖地カットを回収した後、お土産を買った。沖縄限定の首里城復興泡盛を買った他、泡盛ゼリーが面白いお土産だと思った。











各種聖地カットの詳細は詳しいサイトに譲るとして、このアメリカンビレッジには修学旅行?卒業旅行?の学生も多数訪れており、確かに高校生が観光する場所としては現実に即した場所であると言えよう。そう考えると、作中の描写が急に身近なものになった気がした。
この時点で、帰りの飛行機(JL920)の遅延が実は確定していた。後で調べたところによると、1往復前のJL907便時点で、機材変更のため61時間の遅延が発生。それを引きずり、JL908→JL921と約1時間の遅延が連鎖していったのである。
その遅延情報を頭に入れながら、高速道路を経由し、最終観光地である瀬長島へと向かった。
瀬長島は駐車場がうまいこと見つからず山登りをするハメになり、滞在時間としては結局10分、15分程度しか撮れず、写真を撮って終わった。





そそくさと撤収し、ガソリンを入れたうえでレンタカーを返却。178円/Lで3600円ぐらいしたから、20Lを299kmで走行したことになる。と考えると燃費は良かったのではないだろうか。
那覇空港ではこれまたお土産を補充したのち、最後の聖地である南方の見学デッキへ。

こちらはStellar Streamの一節に登場。本来は夕刻であるので多少時間が遅くなった。
空港の展望デッキに来ると、これまでの6日間の、長いようで一瞬で終わった旅行が走馬灯のようによみがえり、えいがさき楽曲を思い出したことも相まってそれなりに感動してしまった。
ここで同行者とは航空会社が違うために解散。またイベントがあれば東京で…!と言葉を交わした7。


やることも済んだので、そそくさと保安検査を通過し、出発時刻が確定するまでラウンジで泡盛を飲みながらだらだらと過ごした。思えば運転が多かったので、宿以外で飲酒したのは初日とこれだけであった。
19時45分を過ぎた頃、出発時刻が20:45と確定。しばしえいがさき楽曲を聴きながら思い出に浸りつつ、搭乗開始を待った。

搭乗完了は20:45頃だったものの、羽田空港航路混雑の影響で離陸時間を21時とするよう指示があった。道中は曇りという天候もあったが、雲の上に月明かりが反射し幻想的であった。泡盛をまあまあ飲んだので若干乗物酔いっぽい状態になってしまった。またこの便はきわめて空席が多かった印象があった。これは後で調べたところによると、当日のJL914便が機材点検のため4時間20分遅れとなり、当初のJL920便の出発時刻と同じ時刻になったために、920→914に遅延による振替を行った人が多かったためであったらしい。
羽田までは対地速度約1100km/hという、150km/hの追い風にも恵まれた爆速で向かったものの、ギリギリ23時を過ぎてしまい滑走路は深夜運用に。東京湾上空を旋回しRWY23へ23時7分に着陸した。RWY22であればお台場アプローチ、Awakening Promiseを感じられたのだが致し方ない。

RWY23に降りられると、ターミナルまでのタクシングが遠い。結局ドアが開いたのは23時20分過ぎで、ターンテーブルから荷物が流れ出したのが23時30分ごろで、筆者の荷物が来たのは23時43分頃であった。ここまでくるともうヘトヘトである。一刻も早く帰宅することのみを考え、京急線に乗車。京急蒲田で新町行きの特急に乗り換えたところ…

なんと京成のスカイアクセスの車。なんでお前が。新町→接続の普通で京急東神奈川…東神奈川→最寄り駅へと帰宅した。
かくして、5泊6日に及ぶ大旅行は終わったのであった。結局寝られたのは1時半で、翌日の仕事はけっこうつらかった。
- ここまでのこの旅行記の記述からわかるように、私の舌の味感度はlogになっているような気がうすうすしてきた。 ↩︎
- ちゃんと小型船舶として船舶番号も記載されている。ということは私も客扱いがないのであれば運転できる、 ↩︎
- こういうコラボメニューはだいたい版権料が乗ってアホみたいに高くなるが、それを承知で食べている。サーロインステーキ200gが3200円に対し、この半ポンド(225g)ステーキは3680円…もしかしてこれ意外と高くなっていない? ↩︎
- もちろん、都会のど真ん中にある
ぼったくりコラボカフェとか怪しい液体をご提供するキッチンカーよりは非常に良心的であり、この提供姿勢は大いに評価したい。 ↩︎ - 瀬長島(豊見城市)と瀬底島(本部町)はどちらもえいがさきの舞台であるが、その所在地は90kmほど離れており、渋滞がない場合にて移動に1時間半を要する。 ↩︎
- 所定運用は不明だが当日はJL302から流した模様。千歳大雪も関連していると考えるのが妥当だろう。 ↩︎
- そのイベントが、まさか3日後のランジュの応援上映になるとはこの時は考えていなかった。 ↩︎
終: 沖縄旅行全体を振り返って→
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