序
会社員になったらやってみたいこと、というのはたくさんあるのだが、その中のひとつに「往復新幹線で旅行する」というものがあった。おりしも、虹ヶ咲のファンミーティングツアーである「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 にじたび! TOKIMEKI FAN MEETING TOUR」(以下にじたび)が春から夏にかけて開催されるので、新幹線旅行と絡めて、村上奈津実さんのオタクを誘い、名古屋まで観覧しにいくことにした。人はこれを遠征と呼ぶのかもしれない。
移動手段・観光
JR東海ツアーズ提供の「ずらし旅 どこ行く家康」にて、往復新幹線指定席+宿+スガキヤのラーメンフォーク+JR東海オリジナルマグカップで、旅行支援適用後の価格にてトータル18,000円。お得であった。観光についてはまた別稿で記す。
総評
ファンミーティングなのでトークパートがメインのものではあるが、それゆえに、フルライブでは見ることのできないさまざまな表情、生の声、またそこから生まれる「わちゃちゃ感」を楽しむことができたのでよかった。特に、内田秀さんのダジャレを生で味わうことができた点が個人的にはかなり良かった。トークパートのイベントの中には、観客参加型のものもあり、まさにその場で一体となって楽しむことのできるイベントであった。そして、「にじ”たび”」と銘打っているだけあり、名古屋ローカルのネタがいくつか盛り込まれていた点もまた面白かった。ライブパートについては、わちゅごなどぅーをはじめとしたとにかく強いセットリストが印象的であった。現地3回目のLUmfをはじめ、Toy Doll、ミラクルSTAY TUNEなど、盛り上がる楽曲が続き、満足いくまでの声出し、一体感を味わうことができたのでとても楽しかった。他方、キャストも3公演あると(公演の間隔が短いと)疲労を十分に回復できていない面もあるのだろう、ライブパートの後半では疲れが垣間見える場面もあった。また特筆すべきこととしては、エマ・ヴェルデ役の指出氏が配信の同時視聴をしていたのだが、そのコメントを拾う時キャストがいちいち指出氏のモノマネをしていたので面白かったことがある。今回は、遠征の高揚感と特にToy Dollがセットリスト入りしていたこともあり、非常に充実したイベントであったといえる。
各論
座席
5F。天空にも程がある。天空すぎてセットの後ろの隙間が見えてしまうレベルだった。トークパートは着席なので、ある程度しっかりとと見ることができたのだが、ライブパートでは特に全員スタンディングであることも相まって、結局モニターしか見えなかった。Hurray Hurrayのフラッグパフォーマンスやフォーメーションをしっかりと見ることが困難であったのは残念だった。なお、ブルーベリーサプリメント(速攻ブルーベリー/DHC)を服用することにより、コンタクトレンズ着用に伴う目の疲れをある程度軽減し、これまでのイベントよりもはっきりとステージを視認することができた。
また開演前にはバルコニー席のオタクが全速ドリーマー(ストイックなほう)を踊っていて面白かった。
オープニング: わちゅごなどぅー
髪の毛の整わなさを気にする歩夢と、それをどうにかする愛、からかうせつ菜とミア、といった調子の開演前トークから続いて、わちゅごなどぅー(short)とともに入場。観客、この時点から最高潮。それもそのはず、わちゅごなどぅー自体が声出しライブと非常に相性がいい曲であり、Aメロ前のHi!Hi!だったり、Bメロのオーエス、オーエスだったりと、どうぞ叫んでくださいと言わんばかりの楽曲であった。今回もまた、モニターに合いの手が表示されていたのだが、これまでのライブよりも更に表示が分かりやすくなっていたと感じた。
MC/コーレス
続いてMC。愛知2日目昼も盛り上がりましょう、といった内容のなか、大西氏・村上氏からは生身での参加は最後であり、ゆえに、「後悔しないようについてきてね」といった形の発言があった。また大西氏は地元の愛知ということもありイキイキしていたかと思う。で、コーレスについて。まず、「せつ菜スカーレットストーム」については前任者よりも「ストーム」の部分が短く、また声が太くて、若干低めであるように感じた。このことについては、どちらが良いとか悪いとかではない話ではあるのだが、やはり致し方ないであろう。ほかには、LUmfの「それでも、それでも」でまた違いを感じてしまった(ソロ曲は、大きく変わることが覚悟できていたので、あまり衝撃を受けなかったというのもある)。また、あとから言われればユニットライブの時も確かにそうだったという話にはなるのだが、愛のコーレスについては、今回はあまり揃っていなかった気がした。歩夢は安定。ミアについては、内田氏が条件に該当する人に呼びかけるパートがあったのだが、初手「男子〜!」→キャストの反応が「男子ばっかりw」となって面白かった。また「眼鏡の人〜」、「コンタクトの人〜」と呼びかけていたのだが後者がやたら少なかったことにちょっとした特別感を得ることができた。
トークパート:わちゅごなQ
VTRで登場する、現地非参加のキャストから出題されるクイズに、キャストが、時には会場のヒントをもらいながら答えるこのコーナーから始まった。今回のご褒美は麩饅頭であり、内田氏曰く「(不正解だったら)麩饅頭がもらえないので不満十分」と。愛さんの頭の中に入れておいてくれる村上氏以外のキャストは塩対応で、よく形容される内田氏の笑い声である「あはwあははははw」を真似する大西氏が面白かった。もちろん内田氏のダジャレも面白いと思うよ、うん。
1問目は田中氏・鬼頭氏の東海地方出身コンビからの出題。会場の声が小さい、と3回煽ってくるのだが、あなたたちVTRじゃんwという空気感が多少あった。「スガキヤが開発した食器は?」を問う、4択の問題であった(ラーメンフォーク[答]、具材を取り出すための穴あきレンゲ、冷めないようにする半分閉まったラーメンどんぶり、シクラメンの香りがする「シクララーメン」)。ちょうど、ずらし旅のおまけで何を手に入れようか考えていた筆者は答えを直前に調べていたので、ニヤニヤしながら聴くことができた。当然愛知出身の大西氏は答えを知っているので、曰く「しゅんとしててね」と映像の2人に釘を刺されていた。実際にしゅんとしていて、村上氏にヒントを問われた時にとてつもなく塩対応をしていたのが面白かった。また大西氏だけではなく内田氏も答えをわかっていて、さらに林氏に至っては静岡県出身なので小さい頃スガキヤをよく食べていたという逸話つき。結局、この問題で悩んでいたのは村上氏だけであったうえ、他のメンバーは答えるに答えにくい状況になっていた。余談ながらこのラーメンフォークは、子供はよく使うが大人が使うことはあまりないとのこと。また鬼頭は袋麺を買い込んでるうえ、「スガキヤを好き」であることを公言するとたくさんラーメンフォークがもらえるのだとか。その鬼頭家の引き出しにはラーメンフォークがしまってある、というのは大西氏の談。最終的には、会場に拍手で答えを問い、難なく正解したのであった。
第2問は、相良氏・田中氏からの出題。その辺に置いてある打楽器で虹ヶ咲の楽曲を演奏し、それがなんなのか当てるクイズ。これはなんといっても、最後にヴィブラスラップを思いっきり鳴らし、変顔して全身を揺らす田中氏が一番面白かったといえよう。音ゲーマー的要素を兼ね備える筆者的には、2人がズレズレだったのでぜんっぜんわからなかったし、そもそもイントロからだと思っていたから、てんで見当がつかなかった。というか好き放題叩いてるようにしか見えず困惑していた。そして低層階のオタクが「全速ドリーマー」と呟いたのがキャストに拾われたのちに、4択まで絞られた。この問題は難しかったのでVTRの繰り返し再生が行われたのだが、会場全体が真剣な面持ちでヴィブラスラップを叩く田中氏を見ていて、しかもそれに持ってかれて結局わからなくなるのが面白かった。結果、本問題の答えは「ミラクルSTAY TUNE!!」で、一緒に歌ってみたら合ったという理由で選んだキャストは正解していた。問題のヴィブラスラップであるが、「とりあえず叩いてみたかったので実は曲とはあんまし関係ない」とは田中氏の回答での説明。なんじゃそりゃ!!!そんなわけで2問とも正解し、キャストたちは麩饅頭を手に入れていた。余談ながら、天空席だと麩饅頭をはじめとした小道具の出し入れが手に取るように見える(林氏が出し入れを担当していた)し、会場のバミりまで視認することができた。
トークパート:レジェガク2
これがなんなのかは公式に書いてあるので割愛。
愛知県はどうやら「愛と知恵の地、ラブウィズダム」であるらしい。Day2 昼の部はナゴヤエキ(以下現実世界の地名に即して表記・名古屋駅)からスタートし、さっそく選択肢がローカルネタ満載であった。名古屋といえば飯、その飯の場所を探すことにして、探した後の待ち合わせ場所をどこにする?というのが第一の選択肢であった。用意された選択肢は「名古屋駅の大時計」「ドアラの銅像」「ナナちゃん人形」。ドアラ以外実在していて、しかも当日朝に通りかかったところであったので手に取るように想像できて面白かった。というか、ドアラの名前が出てくるとは思わなかった。ドアラについては大西氏が「中日のマスコット」と解説していた。とはいえ使用にあたって中日球団に何か話は通したのだろうか?この場面では観客投票が行われ、結果選択肢は「ナナちゃん人形」が選ばれた。筆者は、中日球団が実際に許可を出したのか気になり、かつどれほどまでに話に関わってくるのかが気になったのでブレードを果林色に切り替えたうえでドアラに投票したのだが、ナナちゃん人形が多数派だったのであえなく撃沈。5階席でも、青ブレードでドアラに投票した人が3, 4人いたので、陰ながらシンパシーを感じた。この選択肢は、内田氏も「ミアちゃん野球好きだから選びそう」と言っていたのだが、「私ナナ(中川, つまるところせつ菜)ちゃんだから」という林氏のアピールが効いたか?
選択肢後には「身長6 m 10 cm, 体重600 kgもあるんだって〜!?」という台本が愛に用意されていて、若干棒読みなのが面白かった。ここではナナちゃん人形がゴーレムに変身しちゃったので特別クエストが発生。同じ文字を繰り返す2文字の言葉を同時に言って3/4が揃えば倒せるのだが、翌日5/15が誕生日であった(ということが他キャストによって語られた)林氏は「ここ」と自分の名前を出し、一方、5/14が母の日であったので村上氏は「はは」。ほか2人がどうだったかは忘れたがクエストは失敗。体力-10, ブレードがドロップ。この場面、漢字で書けるよね?とか平仮名にもなるよね?とか相談がなされていたのが面白かった。そういえばこれどっちにも当てはまるじゃんと。筆者は「耳」とか来るかな?と勝手に想像していた。
そして次の選択肢に移るのだが、ここで登場したのがコメダ珈琲。それも実名で。こっちこそ話通したのかしら?と気になってしまった。近年、コメダのフードメニューは写真よりデカいということがある種のインターネットミームと化しているなか、与えられた選択肢は「ミニシロノワールを頼む」と、「ポテトバスケットとかシロノワールとか(以下略)を頼んでシェアする」。見え透いた地雷。そして、「地図上のコメダの場所を結ぶと謎の記号が浮かび上がってくる」という都市伝説(???)。これ、台本に実はメニューの写真が載っていたらしく、選択肢終了後に少し話題になっていた。最初に選ばれた選択肢は、僅差で「地図上のコメダの場所を結ぶと謎の記号が浮かび上がってくる」。こんなネタもあったなあ、と思い。<!– ここから生放送見ながら執筆 –> この続きは、店員さんが困惑→特別クエストで、キャストの「テヘペロ」が見られることに。林氏はトップバッターということもあり無難だったように感じた。内田氏の「日本のてへぺろわかんない」は面白かったし、実際にかなりサクッと控えめなてへぺろだったと思った。大西氏は、なんとちょぼら4コマから「ぶひゃ」を引用。唐突のにょぽむに会場は沸いていた。村上氏はやたら恥ずかしがった割に、いちばんきっちりとテヘペロをしていたのと、大西氏のハンディカメラの時間が長かった印象がある。この特別クエストはどうやら成功扱いらしく、その後に一度「コメダの裏に連れてかれて”知ってはならないことを知った、生かしてはおけない”と言われてしまった」とされてゲームオーバーになるのだが何事もなかったかのようにコンティニューしていた。そしてこのコンティニュー後の選択肢が、先ほどのコメダ爆食であったため、今回のレジェガク2はここで終了。「台本にあるメニュー写真がこれすごいよね」と、確か林氏が言っていたように思う。ここまでで、トークパートは終わり。あっという間の1時間+αであった。そして舞台転換…の前に衝撃の告知が!
紅蓮の剣姫小説化!!!!!!!
これには思わず筆者も唸った。紅蓮の剣姫がなんなのかはインターネットに書いてあると思うのでここでは書かない。てかせつ菜プラモもやるんか。勝手に親近感感じるわ(2023-5-18生放送)。が正直、最初に宣伝ムービーが出たので若干アニメ化を期待していたところはあった。なので、うぉっしゃー!!!!っていうよりは、ぉおおおおぉおおー。っていう感じだった。とはいえ、エイプリルフールの企画が、しかもせつ菜主役のが実現。これは筆者的にはとても嬉しいですね。久しぶりに活字読みますか(響けの原作小説以来)。これでうちにある折れたアクスタも報われるもんよ。
幕間:リクエストSTAY TUNE!!
虹ヶ咲キャストが、お題にあった曲を選定しコメントする幕間コーナー。今回のお題は「『あなたのことが大切です』という言葉の代わりに贈りたい曲」であった。各所で久保田氏・村上氏のコメントがクローズアップされていたが、私的には、
この曲で、「生まれてきてくれてありがとう」と伝えましょう。
「フォルクロア 〜歓喜の歌〜」について、鬼頭明里さん
これが一番印象に残った。左前の方でオタクが「それ!(大声)」とかいう旧来のインターネットスラングと言っても差し支えないことを言っていてシンパシーを覚えた。この「フォルクロア」であるが、軽快な行進曲調の2拍子で進む曲であり、筆者がかなり好きな曲の一つでもある。そして、筆者が現地で聴いた最初で最後の旧A•ZU•NAが歌唱するユニット曲であった。(全体曲に入る前の)最後のユニット曲を「生まれてきてくれてありがとう」で締める粋なセットリストについて、ときどき思い出しては考えていたのだが、キャスト、しかもQU4RTZという別ユニットから、この曲が選ばれたことは、楽曲の一ファンとしてとても嬉しく思うものであった。そして、このシンプルなコメントの中に、楽曲の要素、そしてテーマへの返答と、全ての思いが込められているのがまた良いのである。ご覧のように筆者は文章の圧縮が下手で冗長な文章ばっかり書くので、こういったコメントが出せるのがちょっとうらやましい。
ライブパート
1. LUmf
現地3回目、コールについてはもう慣れたので特に言うことなし。でも盛り上がるよねこの曲。警報入れるオタクもこないだのDDより増えてた気がする。「虹がねえ見えたの」の演出は今回はなかったかな?そして特筆すべきは、今回のライブパートがLUmf衣装であったことだ。あの白基調のふわふわしたやつ。これが生で(というには遠いし結局モニター越しがほとんどだったけれど)観られたのはいい経験になったと思う。また、この曲のせつ菜パートの「それでも、それでも」は、図らずとも、楠木ともりさんと林鼓子さんの違いが最もよくわかる部分となっていたように思う。
2. 楽しいの天才
この曲の略称が携帯電話事業で大損こいたインターネットの会社なのウケる。この曲は「いぇいいぇいいぇいいぇいいぇい、うぉううぉうぉううぉ↑う」の盛り上がりが良かった…と言いたいところだが、全人類適当な音程で歌ってたのでそれは大変にカオスであった。村上氏がめっちゃ早口ラップのパートを頑張ってたのが伝わってきた。サビの合いの手がめちゃくちゃ難しかったし、ここに限ってモニターに言うべき合いの手が出てこなかったのでちょっとやりづらかったなあ、とは思った。ソロ曲特有のステージを広く使ったパフォーマンス…と言いたいところだけど見えなかったんだよ!!モニターしか!!!
3. LIKE IT! LOVE IT!
メガホンって飾りだったんだな、そこがちょっとね。少なくとも林鼓子さんの歌声は、せつ菜の新たな側面を引き出せていると思うし、かなり力強い歌声で、演者自身の想いは十分伝わってきた。「うぉーおーおー、おーおーおー」のとこが、楽天と同様にオタクがクッソ適当な音程で叫んでたのでカオスだった。また途中歌詞が飛んでたが、飛ぶのもまたライブの醍醐味だと思う。
ここまで、改めて2人の演者の優木せつ菜を観た時に、筆者としては、どちらもせつ菜であって良いと思ったし、そこに優劣がつくものではないというふうに考えている。なんとなく視覚的に捉えられる(と信じてる)例え方をすれば、楠木ともりさんのせつ菜は三塁線を抜けていく二塁打のようなものであって、一方で林鼓子さんのせつ菜はセンターオーバーのフェン直のようなものであるというふうに筆者は感じている(※どちらもスタンド目線)。もちろん、林鼓子さんのせつ菜はこれから伸び代もあるように感じるので、その意味ではまだフェン直だけど跳ね返りが良すぎて単打になった打球であると、筆者は捉えている。連番オタクが言うには、「まだステージの使い方に慣れてないように見える」とのことだった。あまり広く使えていなかった、のだろう。
4. Toy Doll
本日のMVPと言っても差し支えない。もうここまでで、「バース・掛布・岡田」級のセットリストと言っても過言ではないだろう。ちょくちょく訪れるHey Hey Hey Hey!に全力を懸けることができ、それを現地で味わえたのは本当に良かった。なんなら今回のライブで2番目に声出てたまであると思う。そしてダンスのキレも結構良く、演者が楽しんでいるのが非常によく伝わってきた。そして間奏の秀ちゃんの煽り文句、これが音割れ超絶ハイスピードネイティブEnglishだったので何も聞き取れなかった。元気で楽しそうなことしかわからなかった。とりあえずうぇーーーいって言ってたけどマジで何言ってるかわからなかった。今後英語を頑張ろうと思った。この曲も、2番頭だったかな?どっかで歌詞飛ばしてたのと、スタッフが音量のミキシングをミスってたぽくバランスが悪い場面があった。
5.夢への一歩
ラブライブ!フェス以来(2023.5.18の生放送で大西氏が語ったところによる)らしいこの一曲。割と典型的平成のアイドルソングって感じで、警報からのPPPHにはもはや安心感を覚える楽曲だ。振り付けがこれまで出てきた楽曲よりシンプルであるように感じたのは、きっと当時の3D実装担当が屍になりかけていたからだと勝手に思っている。この曲は、大西氏の絞り出すような高音がこれまたたまんねえ1曲ではあるのだが、音程を当てに行くことに終始し、少し力強さがないように感じた。特に、サビでkeyがG♭に変わってからの、C♭の音だけが安定感に欠けるように聴こえてしまった。♭6つを歌いにくそうにしていたあたり、実は実音楽譜で捉えてたりするんですかね?
6.わちゅごなどぅー(full)
にじたびのテーマ曲的扱いになっているこの曲。冒頭にも述べた通り、どうぞ叫んでください、と言わんばかりのこの楽曲、めちゃくちゃ盛り上がった。映像はにじよんのEDと、キャスト映像を混ぜながら、コールをきっちり出していた点も好感が持てた。またFullでしか存在しない「ヒトリダケナンテエラベナイヨー」が今回のライブでは一番声が出ていたと思う。この曲は周りのオタクがみんな振りコピしてたので、筆者もなんかノリでそんな感じの動きしてたりした。あと、落ちサビの軽快なスネアドラムいいよね。結構好き。
7. ミラクルSTAY TUNE!!
楽曲そのもののポイントはDDの時と変わらず。思いは一つ、虹を咲かせに、に・じ・が・さ・き!!だったり、いぇいいぇいいぇいー、うぉううぉう(2回で止める)だったりの要所要所は抑えられた。期待した間奏パートは、名古屋弁で、「{$名古屋飯}食べた?」であった。出てくるものがすべて食べ物だったのが面白かったし、秀ちゃんの「えびふりゃーだぎゃー」が特に好き。そして出てきた食べ物は結局今回の旅行では我々は食べておらず、ゆえにレスポンスできなかった。
MC
ここで最終MC。あんま覚えてないが、夜も来てくれるよねー?からの、周りのオタクがみんな「はーい」って言ってたり、そろそろお別れの時間ですからのブレードで×を作るあたりはいつも通りな感じ。印象がなかったのは、中間公演ということもあり、軽めの内容だったからかもしれない。
8. Hurray Hurray
最後の曲はこれ。比較的落ち着いた締め方だな、と感じた。フラッグパフォーマンスだったり、一列に並んだフォーメーションだったりは上からも少しだけ見ることができた。前奏の合唱パートは割とオタクもちゃんとしてたと思う。あと、フラッグの振りコピするオタクが結構たくさんいたのだが、視界がちょっと狭くなったのでもう少し配慮してほしいと思った。この曲は、キャストの疲れが結構見えてきていて、音程のズレが目立ったように感じた。まあ2日で3公演だからそりゃ疲れるか。
退場BGM. 繚乱→全速→LoA→蛍の光
全プログラム終了後、キャストはバスを模したセットに引っ込み、ドアが閉まったところで完全に終演。というか、あのドアのセット閉まるんだwと思った。
さて、今回から規制退場がなくなったのだが、代わりに流れたのがまず繚乱!ビクトリーロード。思わず帰り支度の手を止めてコールした。その後ハイスピードに楽曲は切り替わり全速ドリーマー。このへんからは流石に帰り準備を始め、Level Oops! Adventuresはハイテンションだけどコール難しいから諦めて会場から撤収。と、ドアを超えたあたりのタイミングで流れたのは、なんと蛍の光。それが流れたら日本人は帰るんですよね。声優ライブで蛍の光を聴くとは思わなかったので、最後に一笑いさせてもらった。以上で、今回のイベント鑑賞は終了である。
おわりに
会社員になったらやってみたかった新幹線による旅行。そしてちょうどいいタイミングで開催されたにじたび、連番してくれた村上奈津実さんのオタク、まだ予算が残っていた愛知の旅行支援と、好条件が揃った今回であったが、セットリストも相まって非常に充実していたし、トークパートも楽しめて良かった。生放送でさまざまな発表もあったわけで、引き続き応援していく所存である。
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