KATO製品からYOKOHAMA DeNA BAYSTARS TRAIN 2024を仕立てる

昨年、日本一を達成した横浜DeNAベイスターズであるが、毎年みなとみらい線の車両にシーズン開幕頃〜年末までラッピングが施されている。

横浜DeNAベイスターズトレイン、2024/11/10 白楽〜東白楽にて

昨年、ベイスターズが日本一となったこともあり、前回の虹ヶ咲に続き、Nゲージでコラボ車両を仕立てることとした。

取材

2024年版は何故か公式HPに素材が上がってないので、10/24、11/9と10に素材集めを実施した。

10/24に、まずどの選手およびロゴマークがどこに配置されているかについて取りまとめた。その結果、車体海側、山側とも、向かって左側から1数えると同じ配置になっていることが分かったので、片側側面を取材すればよいことが分かった。また、1選手が複数の車両にわたって掲載されていることもあるがその図柄はすべてにおいて共通であった。

そこで、菊名待避、つまり3番線入線の発生する各駅停車の運用に入った日に、シャッタースピードを1/1600にして連写することで素材集めを行った。

素材の例

そして、素材をトリミングし、歪みのある部分についてはGIMPで台形補整をしたうえで、編成順に整列してエーワンの透明ラベルシートに印刷した。白地シートでは球団ロゴの切り出しが極めて困難であるためである。

なおラッピング順序は以下の通りである。
進は「横浜進化」、☆は球団ロゴ、Bは青地のB文字、無は掲載なし、ーは窓、□はドア、<>は運転台を示す。数字は2024年度の選手背番号を示す。
←1両目(海側の場合元町中華街方、山側の場合渋谷方)
<無□無ー進□81ー⭐︎□7ー63□Bー
2両目
ー無□進ー51□37ー⭐︎□1ー38□無ー
3両目
ー無□Bー29□27ー⭐︎□49ー00□進ー
4両目
ー無□Bー63□4ー⭐︎□19ー9□進ー
5両目
ーB□7ー50□11ー⭐︎□2ー進□無ー
6両目
ーB□81ー51□45ー⭐︎□1ー進□無ー
7両目
ー無□98ー16□31ー⭐︎□13ーB□無ー
8両目
ー進□2ー50□11ー⭐︎□B-無□無>

サイズは現物の模型を採寸して決め、選手ラッピングは高さ6.1mm、正面ヘッドマークは高さ3.5mmとして、またその他のマークは高さ3mmとしたがその他のマークは少し大きくなってしまった。

種車

KATOのアンテナ増設版Y500系とした。モデルはY513編成であるが、今回のラッピング車はY514Fであるため改番が必要となる。しかし、Y500系の車番はインクジェット印刷でありはがしづらいことと、ガレージメーカーの車番インレタがきわめて品薄であるので今回は改番は後回しとした。
また、偶数車と奇数車ではクーラーが異なり、今回のラッピング車は日立製HRB504型となる。そこでY500旧製品のASSYパーツであるZ04-7917を入手しクーラーは交換した。

作業

クーラーを換装し、作ったステッカーをひたすら貼る。以上。

各車の作業の流れは以下の通り。

  1. 調査したラッピングリストにあわせ自作ステッカーを張る。あわせて製品付属の優先席ステッカーを貼る2
  2. 室内灯を自作し、組み込む。
  3. 動作確認をする。

ここで自作室内灯について紹介しておく。

基本構成はりんかい線の時と同じだが、KATO車向けの場合は、針金の代わりに、テトラの厚さ0.1 mmの燐青銅板を幅2mmぐらい、長さ5cmぐらいに細く切り、先端を折り曲げたものをハンダする。

こちらを、純正室内灯を入れる隙間から下回りに差し込む。

差し込んだ室内灯

斜めになっていたり、傾いていたりするが、これはボディをはめ込むと矯正されるので気にする必要はない。

あとはひたすらステッカーを貼るだけである。前面ヘッドマークは、0.3tのプラ板に貼付し、ゴム系接着剤で接着した。

完成形の写真が以下である。

以上の作業にて、YOKOHAMA DeNA BAYSTARS TRAIN 2024(タイプ)を製作した。

車番を正しいものに変更するのと、正方形型のラッピング(横浜進化など)が少し大きいこと、行先表示がブラッシュアップ課題として残っているが、ひとまず完成させることができた。貼るものが多くて疲れた。

  1. 海側を元町中華街側から、山側を渋谷側から並べた場合に相当 ↩︎
  2. 行き先表示は野球つながりで「04K 各停(灰) 西武球場前」にでもしたいが、こちらも白色LED換装後のシールがないのでひとまず製品状態で保留。 ↩︎


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